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帽子は、1−17図(a)を使用している。この型は後頭部に日射が当たるので、人によっては頭痛を起すことがある。(b)のように、うしろに布をつけることもある。
最近のグライダーには、気泡型の風防がついている。帽子のつばが風防に当たると、それを傷つけやすいので、タオル地の帽子が使用されている。これは、暑いときの汗ふきにもなるので、便利である。また。高高度の−20°から−30°近くを飛行するには、毛糸のスキー帽が使われている。これは、耳が痛くなるのを防ぐことができる。目以外を全部かぶるものもあるが、あまり必要でない。
軸および靴下
舵のペダルをふむのに、ゆるいサイズの靴がよい。微弱な動きでも感じとれるからである。靴の底の薄さよりも、ゆるやかな靴のほうがよい。長時間や高高度の飛行では、指先がしびれがちになる。血液が充分に流れるようなゆるさがないと、我慢できない。高高度飛行には、厚い靴下を重ねてはいても、足先が自由に運動できるようなサイズが必要である。
初心者は、地上作業が多いので、軽装でもよい。また、強い上昇風のあるような日には、積雲が発達して、局地的な寒冷前線が接近しスコールに会うこともあるから、簡単な着替を用意しておくほうがよい。

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